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COUNTDOWN JAPAN 13/14 公式サイト
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COUNTDOWN JAPAN最終日、COSMO STAGEの幕を開けるのは、MY FIRST STORY。開演まで20分以上あるにも関わらず、多くの人が詰め掛けていて、フロアはむんむんとした状態。この2013年、2ndアルバム『THE STORY IS MY LIFE』をリリースし、海外バンドの来日ツアー・サポートやPUNKSPRING出演、また夏には初めてROCK IN JAPAN FESTIVALにも出演して会場を熱狂させるなど、若手のラウド/スクリーモ勢のなかでも急速に力をつけてきているバンドだ。ここに集まった大勢の観客からも、彼らへの期待の高さがうかがえる。

大きな歓声に迎えられMasack(Dr)、Nob(B)、Sho(G)、Teru(G)が登場し、SE代わりとなるセッションをスタート。拍手が手拍子へと変わって、グッとフロアのテンションが上がったところに、フロントマン・Hiro(Vo)がステージ中央へと登場、観客に向けて大きく両手を広げた。

大きな歓声のなか、“The Story Is My Life”がドラマティックにスタートする。Hiroはハイトーンによる伸びやかなヴォーカルが映えるメロディから、スクリームまでを駆使し、アグレッシヴなバンド・アンサンブルとともに静動のうねりを生み出す。今の彼らの名刺となる曲を叩きつけ、観客を休ませることなく怒涛のアドレナリン曲“EXPERIENCE”へと突入。「どうした幕張メッセ、お前らそんなもんか? それで新年迎えられるのか? いけるだろ。はじまったばっかだよな?」と、まくしたてるように観客を鼓舞するHiro。“最終回STORY”のエネルギッシュなスクリームを轟かせ、「ここから飛ばしていくぞ」(Hiro)と、ぐいぐい前のめりで攻めていく。

バンドの重心をがっちりと担うドラムとベース、切れ味鋭く、扇情的にサウンドを彩っていくふたりのギタリスト、そして存在感を増しているフロントマン。ライヴ、ステージで育ってきたのがよくわかる堂々たる佇まいが、頼もしい。

「俺ら、今日はここに1年のすべてをぶつけにきました。だからお前らも全力でぶつかってこい。メインステージに負ける気、全然ありません。かかってこい!」。Hiroの言葉でスタートしたのは、秋にリリースされたスプリット『BONEDS』からの曲、“What's my name??”。エクストリームな暴れ曲から、カタルシスたっぷりのシンガロング曲“Take it Back!!”へと後半もぶっ飛ばしていったMY FIRST STORY。駆け足で階段を上りながら、しかしタフに観客と向き合って、スケールアップしているその瞬間を見せてくれるステージだった。(吉羽さおり)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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