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COUNTDOWN JAPAN 13/14 公式サイト
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「鰻屋は煙で食わせる」とは良く言ったもので、サウンドチェック中に早くも会場にスウェイを巻き起こしながら「お客さん増えて来たあ!」と昂る柴田隆浩(Vo・G)。大島優子推しであることをアピールしつつ、AKB48“ヘビーローテーション”までカヴァー(しっかり梅津拓也(B)、酒田耕慈(Dr)が加わった3ピース・サウンド)するという反則技まで見せる。本番では、2013年のトピックとして「チャットモンチーのえっちゃんが出産したあ!」「でも最高のニュースは、今日このステージで、僕たち忘れらんねえよが、トリを務めさせて頂くということですー!!」と“僕らチェンジザワールド”に雪崩れ込んで行くのだった。“僕らパンクロックで生きていくんだ”を叩き付けると、「COUNTDOWN JAPANに出れるってなって、タイムテーブル見たらですね、気絶しそうになってですね。バンプ、サンボ、グドモ……友達4千人ぐらい連れていかなきゃいけないじゃん、って」。それらのバンドに寄せる思い入れも語りながら「ステージは違うけど、同じ時間、同じ空間で演奏できるって、光栄なことなんじゃないかと思って。ロックンロールって凄い!」「ロックンロールは『やれ』しか言わないけどさ、絶対、最後の最後に、ご褒美くれるから。大抵、その道程は険しいけどさ。そんな俺たちと、あんたたちのための歌、“夜間飛行”!」と、柴田は顔を真っ赤に染めながら熱演を繰り広げてゆく。

“この高鳴りをなんと呼ぶ”のロック・サウンドからあたたかな光が降り注ぐと、“北極星”からはリビドー全放出のダンス・タイムへと突入だ。「サンキューセックス!」の決め台詞を交え、“CからはじまるABC”では《幕張で飲みました》と歌詞を変えてオーディエンスを驚喜させる。そして男の哀愁を哀愁のまま終わらせない、焦げ付くまで熱を加えて歌い上げるクラシック級ナンバー“忘れらんねえよ”が、MOON STAGE全域に歌声を預けながら鳴り響き、一斉ジャンプによって締め括られるのだった。アンコールに応えると、「俺、ラヴ・ソングが書けないらしくて。アルバムで唯一のラヴ・ソングが、“あなたの背後に立っていた”っていう」「でも、頑張ってるバンド仲間とか、自分の意志でここに立ってるあんたがたのこととか、どうにか肯定したいんですよ。凄いモヤモヤして。そういう人たちへのラヴ・ソングを作りました」と感涙のナンバー“バンドワゴン”を届け、オーディエンスとの記念撮影で大団円を迎えてゆく。本物のロック・スターはときに、こんなにも暑苦しい顔をして、やってくるものなのだ。(小池宏和)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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公式スマートフォンアプリ登場 COUNTDOWN JAPAN 13/14

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