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KANの“愛は勝つ”のSEが高らかに鳴り響く中、元気にオン・ステージした東京カランコロン。「バンド好きの皆さん、準備はいいですか?」といういちろー(Vo・G)の挨拶から“泣き虫ファイター”でライヴをスタートさせると、宝石を散りばめたようなカラフルなバンドサウンドがMOON STAGEに広がっていく。両手を上下左右に動かしながらキュートに歌い踊るせんせい(Vo・Key)が、そこに瑞々しい輝きをプラス。その傍らのいちろーも、《順位なんてマヤカシ》の歌詞を「君の選択は大大大正解だし」に変えてオーディエンスを指さしてみせたり(“走れ、牧場を”)、くねくねと踊りながらファルセット・ヴォイスを響かせてみせたり(“true!true!true!”)と奔放なパフォーマンスを次々と繰り出して、ポップで愉快でちょっぴり歪んだカランコロン・ワールドを炸裂させていった。

中盤のMCでは、「2013年は初めてワンマンツアーをやったりカランコロンにとって色んなことがあった年なんですけど、改めて思うのは、メンバーのことが大好きってことで。だから大事にしたいと思うのと、ここで笑って盛り上げてくれるみんな(オーディエンス)のことも絶対に大事にしたいと思って2014年も頑張ります」といつになく真剣に語る、せんせい。そこからスタートした“いっせーの、せ!”では、5人の溢れる思いを精一杯込めたようなポジティヴでスケールの大きなサウンドが力強く伸びていく。そしてラストの“16のbeat”では、弾けるような疾走感でハンドクラップを巻き起こして大団円。カラフルなサウンドと伸び伸びとしたパフォーマンスで、最後までMOON STAGEに幸せを振りまいてくれた東京カランコロン。音楽の楽しさを全身で表現してみせる5人の姿にMOON STAGE中が酔いしれた、至福のステージだった。(齋藤美穂)






この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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