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恒例の「シャカーラビッツ!(パパン、パパン、パン)」のコールと手拍子が出迎える中、ステージに現れたSHAKALABBITS。「早速、歌をうたおう。みんな大半は任せたぞ」(UKI・Vo)とスタートしたのは、いきなりのアンセム“MONSTER TREE”。UKIがマイクを向ける先でオーディエンスがメイン・ボーカルを執った序盤から、UKIの溌剌とした歌声が加わったサビへ突入すると、フロアからはコールが沸き起こる。あちこちで力強い拳が振り上げられつつ、場内にはあたたかみのあるムードが広がる。そのまま“Pivot”へ雪崩れ込むと、2年前のCDJで新体制になって以来、抜群のコンビネーションを見せるTAKE-C(G)とYOSUKE(B)の兄弟コンビによるスリリングなフレーズの応酬が炸裂。そこに、時折両手を大きく掲げてアピールするMAH(Dr)の手によるダイナミックなビートが加わって、ライヴのテンションをどんどん高めていく。さらにパンキッシュなリズムな上でポップなメロディが弾ける“ROLLIE”と畳み掛け、全力のコールで応えるオーディエンスを力強く導いていくのであった。

「みんな元気で嬉しいな。今日4人で車で来たんですけど、途中でタイヤがパンクしちゃって。うっかりMOON STAGEに立てないところでした。でも、これで2013年の厄は落ち切ったと思います。今日が私たちのライヴ納めなので、いいライヴにしたいと思います!」(UKI)というMCを経て披露されたのは、来年3月にリリース予定のミニ・アルバムからの新曲“地球儀に吠えたら”。「知らないことを知りたい」「見えない答えは何処にあるの?」という言葉が届けられるサビへと突入するこの曲は、結成15周年イヤーとなった2013年を経て、新たな旅路へと乗り出さんとする彼らの所信表明のようにも聴こえた。そのまま“SADISTIC AURORA SHOW”へ突入すると、サウンドは一段とアグレッシヴに。TAKE-Cの小気味好いギター・リフとYOSUKEのスラップ・ショットが正面衝突を繰り広げた“Soda”で満場のハイ・ジャンプを導くと、ラスト“G☆S☆G”ではその熱狂レベルをさらに高めて大盛り上がりのクライマックスを演出してくれた。ライヴ中は満面の笑顔で目の上に手をかざす仕草を何度も見せ、フロアの奥まで見えていると意志表示していたUKI。その想いが伝播するかのように、終始ピースフルな一体感に包まれたステージだった。(齋藤美穂)




この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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