全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

LAKE STAGE 10:30

この瞬間の歓びが明日を生きる糧になる

過去、たなしん(Ba / Cho)が様々なコスプレで登場してLAKE STAGEの笑いをかっさらったグッドモーニングアメリカだが、今回はなんとゴジラの着ぐるみだった! オリンピックでも、ポケモンでもなく、話題の映画『シン・ゴジラ』に合わせた予想外の「たなシン・ゴジラ」の出現に、会場は大爆笑。さらに「今朝、SMAPの解散報道がめっちゃ悲しくて、俺はできるだけ長くバンドを続けたいです」という、たなしんのエモい発言がまたその興奮に拍車をかけ、恒例の「3、2、1……ファイヤー!!」から、いきなり“コピペ”でライブがスタートした。

続く“キャッチアンドリリース”でも、日常の悲しみをすべて帳消しにするようなグドモの痛快で歓喜に満ちたロックサウンドがLAKE STAGEをひとつにする。「今年もこのステージに立ててうれしいです!」と、渡邊 幸一(Gt / Cho)の熱いMCを挟んで、ペギ(Dr / Cho)が軽快なリズムを叩き出した最新曲“ジェットコースター”へ。“空ばかり見ていた”は、ウォーウォーと巻き上がる雄々しいシンガロングも、その場所が澄み渡った青空の下であることも含めて、この場所で鳴らされるのに相応しい1曲だった。

最後のMCでは「ふだん、いろんなことを抱えて生きてると思うけど、せめて音楽が鳴ってるときは全部忘れ去って、今を楽しんで。また明日からがんばってください」と、金廣 真悟(Vo / Gt)。ラストは集まったお客さんが声を嗄らさんばかりに、《希望と絶望が/循環ではなく未来へのスパイラル》という大合唱を起こした“未来へのスパイラル”で終了。彼らのライブはとても楽しくて、思いっきり笑えるのに、最後はいつも泣きそうになる。(秦理絵)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。