全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

SOUND OF FOREST 14:35

リズムの美神が描く、燃え盛るロックと歓喜の風景

午後の強い陽射しが降り注ぐSOUND OF FORESTにはシシド・カフカが登場! 「楽しんでまいりましょう!」のコールとともに、“Get up!”のアグレッシブなビートと歌で一面のクラップを巻き起こしていく。激しいストロークで長い髪を波打たせながら、タイトでワイルドなリズムを繰り出すその姿は、まさにリズムの美神と呼ぶべき華麗なオーラに満ちている。

さらに最新アルバム『トリドリ』からソリッドなロックナンバー“明日を鳴らせ”を響かせたところで、CM曲としてもお馴染みの“Hunger×Anger”のスクエアなスネアショットで熱気を震わせ、「わかってる? ちょっと前のプリッツガール!」とドラムセットに足をかけてオーディエンスを挑発する。かと思うと、MCでは一転して「前の方の人はわかると思うけど……リハで化粧全部取れたんだよね(笑)。暑いね! 楽しんでますか!」と人懐っこく語りかける彼女の言葉に、ステージとフィールドの距離感がぐっと縮まる。

「身体から全部の水分が出るくらい、叩いて、吠えて、歌って帰りたいと思います!」とザ・ピーナッツ“恋のバカンス”の爆裂カバーを披露した後、ダンスナンバー“ラヴコリーダ”では間奏でステージ前列に進み出て、ドレスをくねらせながら鮮やかに観客を煽ってみせる。
終盤は再び『トリドリ』の世界に突入。“朝までsugar me”のポップなメロディで軽快な手拍子を呼び起こし、「暑いけど、みんなまだ踊れそうね!」と“バネのうた”の躍動感の塊のようなビートで森の風景をハイジャンプで埋め尽くす彼女。その表情には、眩しいくらいの充実感が宿っていた。(高橋智樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。