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SOUND OF FOREST 11:05

この化学反応で、真昼のミラーボールを掴め

昨年、初日WING TENTのトリを務めたBRADIOが、今年は3日目SOUND OF FORESTのトップバッターだ。大山聡一(G)、田邊有希(Dr)、酒井亮輔(B)が繰り出す鮮烈なスウィンギン・グルーヴの中に真行寺貴秋(Vo)が姿を見せる。長身に真っ赤なジャケット、そして立派なアフロヘアというビジュアルを活かして煽り立て、ジェームス・ブラウン風のMCから“Flyers”に突入する。さっそく視界いっぱいに揺れる無数の掌が壮観だ。

真行寺仕切りのソウルフルなコール&レスポンスが上がり、大山と酒井もお揃いのステップで魅せるのは“Golden Liar”。「ROCK IN JAPAAAN!! ファンキーしてるかい!? ハッピーしてるかい!?」という挨拶を挟み込み、一転して瑞々しく、涼しげに響く大山のギターサウンド。太陽のミラーボールの下で、目一杯ロマンチックなダンス空間を生み出す“Overnight Superstar”へと向かっていった。両拳をグルグルと回し、グルーヴを捉えるダンスが広がってゆく。

大山も「俺たちの出来で、今日のSOUND OF FORESTの出来が決まるという覚悟で来ました!」とトップバッターの意気込みを伝え、真行寺が11月の東名阪 ワンマンライブ「ファンカジスタツアー2016~PUMP UP FUNK編~」への参加を呼びかけると、再び強烈にアップリフティングな演奏で“FUNKASISTA”から“スパイシーマドンナ”とキラーチューンを畳み掛ける。信頼度抜群のパーティ請負人集団と、好反応で食らいつくオーディエンスが、最高の化学反応を見せてくれた。(小池宏和)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。