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WING TENT 12:20

「今」を憂い「今」を踊るロックンロール

「ROCK IN JAPAN!」というマッシュ(Vo,Gu)のコールが鳴り響き、最新EP曲”フィールソーグッド”でオーディエンスの祝祭感を一気にレッドゾーンへと導いていく――。
2年連続WING TENT出演となるKidori Kidori、「みんな、しっかりついてきてくださいね! 行けますか?」とダンサブルなキラーチューン“Come Together”へ雪崩れ込み、グッドメロディと衝動あふれ返るロックの熱狂空間を生み出してみせる。

「もっとみんなと仲良くなれるような気がするんですけど、どうですかね? でも、ぶっちゃけ俺シャイやねん。だから、酒の力に頼るしかないかなと……みんな、テキーラって好き?」というマッシュの呼びかけで、“テキーラと熱帯夜”では一面に「テキーラ」合唱を巻き起こしていく3人。
さらに、10月5日にリリースするミニアルバム『OUTSIDE』から、リード曲となる新曲“アウトサイダー”を披露。川元直樹(Dr)&汐碇真也(Ba)の繰り出す、ニューウェーブ感あふれる16拍子の疾走ビートとともに、憂いと快楽が手をとって踊り回るような、Kidori Kidoriならではのマジカルな楽曲だ。

“ホームパーティ”でWING TENTの観客をでっかく波打たせた後、「おそらく今日のフェスの中で一番ロックな曲をやって帰ります! そんなもんで行けるのかお前ら!」と煽り倒してのラストナンバーは“NUKE?”! 英語詞ながら観る者すべての心臓に真っ直ぐ飛び込んでくるマッシュの歌とギターが、そして情熱の極致目掛けてアグレッシブに燃え盛るバンドアンサンブルが、熱演の終わりを鮮烈に彩っていた。(高橋智樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。