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PARK STAGE 11:40

聴覚も視覚も沸騰させる唯一無二のステージ

Ta_2(Vocal)、YORKE.(Painter)、サポートのバンドメンバーたちが登場し、まず放たれたのは“Get Up To Go”。ヘヴィに轟くサウンドに包まれながら歌声を響かせるTa_2の気迫がすごい。YORKE.はステージ上手側に置かれたキャンバスの前に立ち、描くグラフィックをどんどん変化させる。聴覚と視覚の両方を刺激するOLDCODEXならではの魅力をまざまざと感じたオープニングだった。

大地を揺さぶる不敵な重低音が、思いっきりゾクゾクさせてくれた2曲目“physical”のあとに迎えたインターバル。いつの間にかキャンバス上で完成された「OLDCODEX」という文字が、真昼の太陽光線を反射して雄々しく輝いている。「ウチにはぺインターがいます。多分、このROCK IN JAPAN FESTIVALで、ぺインターがいるバンドが出るのって初めてなんじゃないかと。自分たちの音楽、アートというものを置いていくので、どうぞよろしく。絵描きのいるバンドOLDCODEX!」、Ta_2のMCを挟んで突入した後半もスリリングな場面の連続だった。“Deal with”“Anthem”“Eyes in chase”……アグレッシブなサウンドの嵐が堪らない。観客の熱い興奮が周囲の空気から伝わってきた。

「気持ちよく終わりたいと思います」とTa_2が観客に呼びかけ、ラストを飾ったのは“bund”。瑞々しいメロディがフィールド全体に穏やかに降り注ぐ。耳を傾けながら身体を揺らす観客は、実に幸せそうな表情を浮かべていた。演奏が終わった時、水色地のキャンバスに浮かび上がった「RIJF」という赤い文字と「OLDCODEX」という白い文字……その鮮烈な色彩を眺めながら、爽やかな余韻を噛み締めることができた。(田中大) この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。