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LAKE STAGEも残すところあと2アクト。だが、満場のオーディエンスはまだまだ夏満喫モード真っ只中。そんな会場の期待感を、身も心も焦がすような高揚感へと直結してくれるのはORANGE RANGE! “Hello Sunshine Hello Future”の《さあ 目を開いてもいいよ 風が気持ちいいだろう》というYAMATO(vox) /HIROKI(vox) /RYO(vox) の高らかな歌声がハイジャンプとハンドウェーブを巻き起こし、熱いコール&レスポンスとシンガロングでいきなりクライマックス級の熱気を生み出していく。そこへ“以心電信”をドロップ! もう止まらない歓喜に身を任せて、見渡す限りのダンスとジャンプにLAKE STAGE激震! 続けざまに“サディスティックサマー”へ……と刻一刻と熱気を高めていったところで、「改めまして我々ORANGE RANGEですけども! 日本一の夏バンドと言えば誰ですか? そう、サザンオールスターズです! じゃあ、ここひたちなかでいちばんの夏バンドと言えば誰ですか? ORANGE RANGEだあああっ!」のHIROKIの絶叫から“ロコローション”へ突入! そのままNAOTO(gt)のコード・ストロークから“イケナイ太陽”へ! ステージとオーディエンスが一丸となって突き上げる歌声が、ひたちなかの夕空を熱く震わせていく。
入場規制の超満員状態となったLAKE STAGEを「せっかくこの会場に来てくれたからには、タダでは帰しません! 汗だくにして、みなさんをびちゃんびちゃんにしていきます!」とさらに煽り倒したところで、“イカSUMMER”のハード・エッジなギター・サウンドとアグレッシヴな歌が弾け回る! 「ちょっとみなさんにもご協力してほしいことがあるんですよ!」と呼びかけるHIROKIに応えて、夏とスカとパーティー過積載のポップ・ナンバー“Special Summer Sale”で満場のジャンプが巻き起こったところで、ミクスチャー・バンドとしての爆発力を高純度結晶させたようなヘヴィ・ロック“チェスト”炸裂! NAOTO&YOH(ba)の硬質サウンドと3人の熱唱が、あたり一面むせ返るような狂騒感で包み込んでいく。「この曲でラストです!」というHIROKIの言葉とともに雪崩れ込んだのは“キリキリマイ”! 3人の切れ味鋭いラップの応酬から、やがてカオティックなまでの熱狂空間へと昇り詰めて……終了。極上の歌とサウンドとエンターテイナー精神を備えた「夏の化身」たちの、エネルギッシュな名演だった。さあ、LAKE STAGEはいよいよ4日間のグランド・フィナーレへ!(高橋智樹)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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