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昨日は湘南乃風のアクトでGRASS STAGEを熱狂させたHAN-KUNが、今日はソロ・アーティストとしてBUZZ STAGEに登場だ! 「サウンド・チェック、ワンツー。レゲエでロッキン・ターイム!」と開演前からDJブース越しに豪快なアジテートを繰り広げるのは、バック・セレクター=The BK Sound。「色んなステージあるけどさ、今からこの場所が一番アツくなるからな!」と強烈なレゲエ・ビートを繰り出すと、ラスタ・カラーの大旗をはためかせた男性スタッフが登場。ステージの隅々までレゲエ・スピリットを届けていくような勇壮な旗の動きに合わせて、満場のフロアから熱い歓声が沸き起こる。そして、黒いターバンを巻いたHAN-KUNが勢いよくオン・ステージ! たちまち満場のジャンプを導いて、BUZZ STAGEを未曾有のパーティー空間へと叩き込んでいく。

ダンスホール・レゲエの激しいビートとともに華麗なライムをノンストップで繰り出して、オーディエンス1人1人の心に熱い火を灯していくHAN-KUN。それだけでなく「俺一人っ子、B型。わがまま全開です。全員が手を叩くまで歌うのやーめた!」と突如プレイを中断して一丸のハンドクラップを誘引したり、「♪まだまだ物足んねぇ~ ロックが好きなら手を上げな~ ジャンルは関係ねぇ~」と即興で歌詞をアレンジして更なる歓喜を生み出してみたり……と特大キャパのステージを幾度となくこなしてきたエンターテイナーとしての手腕もさすが。「情熱を持ったロッキンの仲間たち、回せー!」と無数のタオルを旋回させた楽曲では、凄まじい熱狂を生み出してみせた。

終盤になると、「音楽を愛してくれる人の前で歌えて本当に幸せです!」とか、「人生めんどくさいことが8割~9割だけど、だからこそ誰にも邪魔できない音楽の空間が大事なのよ!」とか、熱い言葉を何度も届けながらエモーショナルなナンバーを高らかに歌い上げたHAN-KUN。最後までアゲにアゲ倒してステージを去っていった。昨日の湘南乃風のアクトに引き続き、熱きレゲエ魂と類稀なるショーマンシップがダイナミックに炸裂した、圧勝のステージだった。(齋藤美穂)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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