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天気は最高!とは到底言えない空模様だが、空に抱く不安は彼らの音楽が全部吹き飛ばしてくれるだろう。LAKE STAGEには、そんな期待を一心に秘めた観客が大勢詰め寄っていた。

そんな高揚した会場に突如流れたのは、“白鳥の湖”のメロディー。「このLAKE STAGEに立つことは、バンドマンのひとつの夢です! その夢が叶う瞬間をみなさんの手拍子で迎えてもらってもいいですか?」とアナウンスしたたなしん(Ba Cho)、なんと白鳥の着ぐるみを身にまとってに乗って颯爽と登場。どんな舞台でも一切揺らぐことのないエンターテイメント性を貫くのが、グッドモーニングアメリカというバンドだ。そして「1曲目からめちゃめちゃ盛り上がる準備はできてますか?それじゃROCK IN JAPAN FESTIVAL、LAKE STAGE、始め、まーす!」の掛け声に合わせてペギ(Dr Cho)の力強いドラムから、哀愁と熱情が絡みあうキラーチューン“空ばかり見ていた”になだれ込み、金廣 真悟(Vo Gt)のクリアで真っ直ぐな歌声が響く。その勢いそのままに続いた“イチ、ニッ、サンでジャンプ”では、会場一体となったジャンプで地を揺らし、肌寒い会場の熱を一気に上げていった。

そしてさらに温度を上げるべく行われた恒例の「ファイヤー!」コールでは、たなしんが「いつかGRASS STAGEに立てるように!」とさらなる大きな夢を叫び、同じ夢を観る観客がその背中を押すように「ファイヤー!」と叫ぶ。その声を合図に“キャッチアンドリリース”のダンスビートがフロアを揺らし、さらに“拝啓、ツラツストラ”“アブラカタブラ”では渡邊 幸一(Gt Cho)も前に出てキレのあるプレイを披露した。

さらに渡邊から、10月22日にセカンドフルアルバムをリリースすることがアナウンスされると、会場からは割れんばかりの大歓声と拍手が沸き起こった。「僕らはずっとこのステージに立つこと、そして目の前にいるみんなとこの空間を作ることを夢みていました。これからもっともっと大きな夢、見続けていきましょう!」との渡邊の言葉を受け、「また大きな夢を叶えるために、ポジティブに頑張っていきましょう」と金廣が話すと、“輝く方へ”“未来へのスパイラル”へとアクセルを一切緩めることなく突っ走っていった。

全員が同じ夢を見続け、叶え、新たな夢を抱く。彼らなら必ず叶えてくれるだろう。そんな期待を全身で感じられた、希望溢れるステージだった。(峯岸利恵)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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