【JAPAN最新号】シンガーズハイ、ロックの衝動、緊迫感。そしてロマンと包容力まで溢れ出す会心のセルフタイトル『SINGER’S HIGH』を語る

【JAPAN最新号】シンガーズハイ、ロックの衝動、緊迫感。そしてロマンと包容力まで溢れ出す会心のセルフタイトル『SINGER’S HIGH』を語る

これで面白くなくなった、丸くなったって言われたらたまったもんじゃねえぞ、とは思ってます(笑)。どんどん面白くしてやるからなってつもりで作ってはいるんで(内山)


結成から3年半、どこかに偏ることも探るような素振りも見せず、自分たちのやりたいことへ振り切って常にドキドキする曲を放ち続けてきたシンガーズハイ。ツアーも軒並みソールドアウトさせる彼らが遂に初となるフルアルバム『SINGER'S HIGH』を完成させた。“ノールス”や“Kid”という彼らを押し上げてくれた曲が収録されているものの、それらが看板だと言い切れないほど新曲も粒揃いというか一撃必殺な威力を誇っている。今だからこそ具現化できると挑んだ原点回帰的な“climax”、重厚感がありながらキレッキレで迫る“パンザマスト”、他にない音ノリとユニークさが魅力的な“サーセン”等々、結成当初からいつかフルアルバムを出せたらセルフタイトルにしたいという話自体はあったそうだが、まさしくその名に違わぬ内容。やっぱり、ロックバンドはちょっと妖しくて近づいていいのか躊躇するぐらいのほうが魅力的だ。今後も何かをやってくれるに違いないという予感もビシビシ感じさせてくれるフルアルバムについてメンバーに語ってもらった。

インタビュー=ヤコウリュウジ 撮影=岡田貴之
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年1月号より抜粋)


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