TEMPURA KIDZ | COUNTDOWN JAPAN 16/17 | クイックレポート

ASTRO ARENA 12/31 16:00

エンターテインメントとはこのこと

4年連続COUNTDOWN JAPAN出演となるTEMPURA KIDZ。DJを引き連れ、極彩色の衣装に身を包んで登場すると、オープニングナンバーは　“あっち、こっち、そっち。”だ。お客さんから大きな歓声があがり、そのまま“ONE STEP”へ繋いでゆく。《サクラひらひら》という歌詞を和メロに乗せて届ける気持ちのよい1曲。うっとりした気持ちにさせられたところで、今度はすさまじい重低音が身体中を震わせる。そう、“マスクマスク”だ。「COUNTDOWN JAPANは？」「ゼッコーチョーゼッコーチョー！」という掛け合いで会場の温度を一気に高めた。

「今年も2016年の締めくくりのライブをCOUNTDOWN JAPANでやらせていただけて、みなさん足を運んでくださって本当にありがとうございます！今年のあまった体力を使い切るくらい、いい思い出をいっぱい作っていきましょう！」と、とっても丁寧に挨拶すると、その真摯さが伝わったのか、フロアから精一杯の拍手が返ってくる。そしてここからエンジン全開。「ヘイ！」コールで湧いた“ミイラキラー”、盛大なハンドクラップが響いた“はっぴぃ夏祭り”と全力で畳み掛けてゆく。

終盤、「この曲を知ってる人も多いと思います。一緒に歌って下さい！」との煽りから、槇原敬之のカバー“どんなときも。”が、舞台後方のビジョンに歌詞を表示しながら届けられた。“はっぴぃ夏祭り”の時にも花火の映像を映したりと、映像を効果的に使ったステージだ。ラストは“LOLLiPOP”、ジャンプでみんなをひとつにしてシメ。歌って踊って感動できる。これぞエンターテインメントという見事なアクトだった。（秋摩竜太郎）