ポール・マッカートニーとリンゴ・スターがトニー・シェリダンへの追悼コメントを発表

ポール・マッカートニーとリンゴ・スターがトニー・シェリダンへの追悼コメントを発表

ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは、それぞれに2月16日に他界したトニー・シェリダンへの追悼を表明している。

トニーはまだピート・ベストがドラムを務め、ドイツに出稼ぎに来ていた頃のビートルズと出逢い、ビートルズは自分たちの出番が終わると、隣の店に出演していたトニーのステージを観に頻繁に足を運んでいた。

トニーはビートルズにアメリカのR&Bを教えたとされていて、ごく短い期間だが、ビートルズを自身のバック・バンドとしてレコーディングでも使っていた。ビートルズはザ・ビート・ブラザーズとしてクレジットされ、"マイ・ボニー"や"聖者の行進"などのトラックで演奏を務めている。

ポールは自身のオフィシャル・サイトで次のように悼んでいる。

「トニーは駆け出しの頃、ハンブルグで知り合って一緒に仕事もしたほんとにいい人でね、みんなでトニーの深夜のライヴを観に行って、トニーのスタイルを見上げたもんだよ。惜しまれることになるね」

イギリスのミュージシャンとして初めてテレビでエレクトリック・ギターを演奏した人物としても知られるトニーは、闘病生活を長く続けたとされていて、ハンブルグで72歳の人生に幕を閉じた。リンゴもポールと同様の追悼の意を明らかにしていて、リンゴがビートルズ加入前にローリー・ストーム・アンド・ザ・ハリケーンズの一員として訪れたハンブルグ巡業について触れながら次のようにトニーを偲んでいる。

「つい先頃亡くなったばかりのトニー・シェリダンにさよならを。1960か61年にひと月ほど一緒に演奏する機会がたくさんあってすごい楽しかったよ」

なお、リンゴはこのハンブルグ滞在時の頃にジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソンとセッションを頻繁に行っていた。

トニー・シェリダンとビートルズの演奏による"マイ・ボニー"はこちらから→
http://www.youtube.com/watch?v=zCWtRTirkU4

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