【JAPAN最新号】Aimer、新たな頂から見えた景色、そして最新アルバム『Open α Door』で歌いたかったもの。そのすべてを語る

【JAPAN最新号】Aimer、新たな頂から見えた景色、そして最新アルバム『Open α Door』で歌いたかったもの。そのすべてを語る

「10年かけて、自分がいちばんに手に入れたものはなんだろう?」と考えたんですよ。その時に、それはこの居場所だなと思って

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にAimerが登場!

新たな頂から見えた景色、そして最新アルバム『Open α Door』で歌いたかったもの。そのすべてを語る

インタビュー=小栁大輔


闇の様々なありさまをすさまじい解像度で描き歌ってきたAimerが、闇に差し込む一筋の光に目を凝らし、肯定の温度を歌った作品、それがこの7枚目のアルバム『Open α Door』だ。素晴らしいのは、この時代において、Aimer自身が「意識的」にそういった歌を歌おうと思えたことだ。穏やかに静かに、だが確かに生を肯定するメッセージに満ちた音と歌が鳴る作品である。

Aimerはデビューした時から、その強く深い表現力を持った歌声で何を歌い伝えていくべきかを、どこか「使命」のように考えながら進んできたアーティストだ。そのAimerが今選んだのが、「あてもなく、それでも生き続ける」ということ、そして「目線を上げてみれば、そこには光が差している」という現実観だった、というのはポップミュージックのあり方を考えるうえでとても示唆的で、そして潔くて美しい進化だと思う。“残響散歌”との出会いの先に生まれたAimerの新たな歌は、明確にリスナーの背中越しに目の前の世界を照らすように存在している。その大切な心の変化を話してくれた。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋)


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