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見上げればもう完全に青空! それでいて心地よい風が吹き抜ける気候は、周囲を囲まれたWING TENTにいても過ごしやすい。しかし、そんな爽やかさが切り裂かれるのも時間の問題。そろそろ、新世代ロックンロールを切り開くandymoriがROCK IN JAPANに初登場するからだ!  まずオープニング・ナンバーは“andyとrock”。さらに、切ないメロディとズシズシ胸に響くビートの“ベンガルトラとウィスキー”で、一気に空間をandymori色に染め上げる。 また“ビューティフルセレブリティー”では、綺麗なメロディとラフなサウンドで、何ともロマンティックなロックンロール・コントラストを描いていく。そして遂に、“CITY LIGHTS”では、WING TENTを彼らだけの理想郷に塗り替えてしまった。さらに、“僕が白人だったら”、“FOLLOW ME”、“すごい速さ”と畳み掛けていく。ギターを掻き毟る小山田(Vo&G)、時折ドラムセットまで動きながら楽曲を牽引していく藤原(B)、髪の毛を揺らしながらビートを刻む後藤(Dr)……。最後に「また逢いましょう」、小山田はそう笑ってラスト・ナンバー“life is party”を鳴らし始めた。ささくれた、でも優しいメロディに身を任せながら、多くのオーディエンスが、また彼らに逢いたいと願ったに違いない。(高橋美穂)