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彼が姿を現した瞬間、ステージが一気に華やいだように見えたのは筆者だけではないはず――そう、MOON STAGEの6番手としての登場は、永遠のアイドルにしてスーパースター、藤井フミヤ!! グラサン&ブラックのジャケットで決めたフミヤは、ブルース・ハープを響かせて“ストレイキャット”からライヴをスタート。「クラップ・ユア・ハンド!」と手拍子を煽って、華麗にステップ&スピン!(来年50歳を迎えられるなんて信じらんないっ!)。続くブルージィな“ハートブレイク”では豪快なマイク・スタンド・アクションでも観衆を沸かせ、続いて「作詞・フミヤ×作曲・ミスチル桜井」という強力タッグによる“女神(エロス)”へと繋ぎ、もうすっかりフミヤに首ったけ状態のMOON STAGEである。 「こんばんは! どうも、藤井です。初めての人は初めまして。今日は『COUNTDOWN JAPAN』初参加です(場内拍手!)。渋谷陽一さんありがとう! しかも今日で仕事納めなんで思いっきり歌います(場内さらに拍手!)。それでは、ラブ・ソングを歌います――」と語り、アコギを手に奏でられたのは“TRUE LOVE”! フロアは黄金の旋律にじっくりと耳と心を傾け(しばしキーボードを打つ手を止めて、筆者も熱唱させてもらいました!)、MOON STAGE中が恍惚となるなか、《Tell me why この手を抱いて》とチェッカーズ時代の名曲“Long Road”も披露。「短い時間でしたけど、ありがとうございました! 手拍子お願いします!!」と、最後はアッパーな“Stay with me.”でフロア中が盛大にウェーブ! 「Thank you! 最後まで楽しんで帰ってください!」とフミヤは大きく手を振って、笑顔で2011年のラスト・ライヴを締めくくった。(奥村明裕)