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5月に行われた『JAPAN JAM』において、サンボマスターのステージに、タケカワユキヒデ(vo)・ミッキー吉野(key)・浅野孝己(g)のメンバー3人がゲスト出演し、大喝采を浴びたゴダイゴ。そしてCDJでは、メンバー全員で、ゴダイゴとして出演することに! どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみで仕方がない。照明が落ちて、はじまったのは"Monkey Magic"! タケカワユキヒデがハンドクラップを煽ると、フロアにもどんどん広がっていく。世代を超えて知られている名曲だ。曲中では、タケカワの手から蜘蛛の糸がぶわーっと吹き出る、伝え聞いていた有名な演出も! さらに、「今日は楽しんでいって」というタケカワのMCから、コーラスのハーモニーが際立つ"Progress and Harmony"、メロディが美しい"Where'll we go from now"、きらめくようなピアノの旋律の"Lighting man"と続いていく。そしてMCでは、「来年で35年目になるんですけど、ずっとアルバムは英語だけでやってたんで、今日も英語のものが多いんですけど、ついてきてくれてますか?」と、タケカワ。そう、ゴダイゴは、日本における英詞ロックの先駆けでもあるのだ。楽曲単体や、存在で注目を集めることが多いけれど、活動として成し遂げてきた功績も本当に大きいと思う。そしてトミー・スナイダー(Dr)がボーカルをとる"In the city"へ。さらに、"Dead end"では、ミッキー吉野が華麗な鍵盤さばきを魅せる。また、「来年の2月9日にCDが出ます。買ってね!」と、タケカワが茶目っ気たっぷりに手を振って"Walking On"も披露。その後は、"Cherries were made for eating"! タイトル見て気付く方もいると思うのだけれど、BRAHMANがカヴァーしていた楽曲だ。やっぱり、このキュートなメロディはたまらない。さらに、畳み掛けるように"ガンダーラ"。哀愁を帯びたメロディに身を委ねるオーディエンス。そして「また来年もここでやりたいんだけど、いいかなぁ」というタケカワの言葉に、あたたかな拍手が贈られる。そして最後は、"銀河鉄道999"!イントロでドカーンと盛り上がるオーディエンス! たくさんの手が掲げられる中、浅野孝巳は上手まで動いて笑顔を見せる。最高のエンディングだった……でも、もっと聴きたい名曲もあったので、ほんとに来年も待ってます! (高橋美穂)