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“ドラマチック”からスタートしたBase Ball Bear、充実の2007年を締めくくるステージ。大入りのAURORA STAGEをキメッキメのポップ・チューンで熱くなれるだけ熱く沸騰させてく。“SAYONARA-NOSTALGIA”演奏前には、COUNTDOWN JAPAN 06/07元旦の伝説、湯浅将平の扮する獅子舞が、ついにここ大阪にも降臨(しかもちょっと大きいサイズで!)! Base Ball Bearらしい笑顔とダンスと大合唱で満たされたライヴだった。



「今日はここにいる全員をハッピーにするために来ました」――会場後方までギッチリ集まったオーディエンスを仰ぎ見ながら力強く語った和田唱。その言葉が示すとおり、AURORA STAGEはロック三角獣が踏み鳴らす、踊ってよし、歌ってよしのロックンロールで、一気に笑顔に染められていく。特に和田のギター・ヒーローっぷりは圧倒的。そこにいた誰をも巻き込んでしまう腕っ節の強さを見せつけたステージとなった。



オーディエンスの期待がはち切れんばかりに充満したAURORA STAGE。その期待をはるか上回るスケールで、あの小さな3人娘はロックをかき鳴らした。キラー・チューン満載のセットリストに加え、「大晦日やけん、やり残したことがないように」と新曲“ヒラヒラヒラク秘密ノ扉”を披露! これがまたアクセル全開で峠の急カーブを攻めるスパーク・ナンバー! 今年を「COUNTDOWN JAPANではじまり、COUNTDOWN JAPANで終わる、立派な一年でした」と嬉しそうな顔で振り返った3人なのでした。



「オッパッピー!」との第一声で、会場のド肝を抜いたYUI(何でも、ガチガチだった自分の緊張をほぐすための発言だったそう)。イントロからオーディエンスからの割れるようなハンドクラップに迎えられ、ヒット・シングル連発のセットリストを披露。YUIが2007年の最後に歌った曲は、ギター弾き語りのみで演奏された“Good-bye days”。その凛とした歌声が、AURORA STAGEのすべての胸に沁み渡っていく光景は、圧巻の一言だった。



彼らの登場を告げるSE“Driving South”が場内に流れると、AURORA STAGEは期待と興奮がミックスした、独特の緊張感に包まれる。そんな会場の張り詰めた空気感を楽しむかのように、軽いジャム・セッションからスタートしたアジカンのステージ。セッションから“アフターダーク”に突入すると、AURORA STAGEの興奮は文字通り大爆発! そこにある手という手が高らかに掲げられ、彼らの音楽をしっかりと受け止める。壮絶を極めたライヴの最後に、ゴッチは誇らしげにギターを掲げステージを去った。