ポール・マッカートニー、ビートルズ時代はNMEにガセネタを摑ませていたと語る

ポール・マッカートニー、ビートルズ時代はNMEにガセネタを摑ませていたと語る - (c)2013 Mary McCartney(c)2013 Mary McCartney

2月26日に開催されたNMEアウォーズ授賞式で「ソングライターの中のソングライター賞」を受賞したポール・マッカートニーは受賞スピーチで、かつてビートルズ時代にはNMEにガセネタを摑ませて楽しんでいたことを打ち明けている。

ポールは次のように受賞スピーチを届けている。
「いやあ、すごいね! ありがとう。それじゃあ、まず最初にNMEに拍手喝采をあげようよ。NMEは手を挙げて称えないとね。そう、NMEにはいろんな思い出があるんだよね。僕よりも長くこの業界でやってるんだから。僕がエルヴィス(・プレスリー)の写真を初めて見たのだってNMEなんだよ。雑誌の裏表紙が“ハートブレイク・ホテル”の広告だったんだ。それまで僕たちはエルヴィスの姿恰好なんか見たことなかったんだから。エルヴィスの音は聴いてたよ、でも、エルヴィスの姿は見たことがなかったんだ。あと、バディ・ホリーね、あれも全部、イギリスに来るんだとか、ニュースが入ってくるのをNMEで読んだんだ。バディは僕たち全員にとってものすごくインスピレーションになったわけで、というのはバディは歌って、自分で曲を書いて、自分でソロまで弾いてたからね、すごく触発されてたんだよ。僕たちが好きでよくやってたのは、NMEにガセネタを摑ませて活字にさせちゃうことだったんだ。実際、『ジョージ(・ハリスン)はビル・フューリー(50年代末のリヴァプール・シーンを牽引したロックンロール・アーティスト)の従弟だ』っていうネタを報じさせるのにも成功したんだよ。ほんとは違うんだけどね。ヤバいことやってたんだよ。で、本題に入るけど、作曲の一番すごいところは、自分たちにもまるでやり方がわかってないっていうことで、というわけで、何にも話せるところがないんだ。ありがとう」

今年の授賞式ではアークティック・モンキーズが最優秀国内バンド賞、最優秀ライヴ・バンド賞、最優秀作品賞など5部門で受賞に輝くことになった。他にもデーモン・アルバーン、リリー・アレン、ハイムらが受賞し、式ではザ・ホラーズ、ドレンジ、メトロノミー、ベル・アンド・セバスチャンらのパフォーマンスも披露された。ベル・アンド・セバスチャンは特別功労賞に輝いている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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