ジミー・ペイジ、ツェッペリンのファースト時から「常に音楽活動は時間との勝負」

ジミー・ペイジ、ツェッペリンのファースト時から「常に音楽活動は時間との勝負」

2月25日(水)に『フィジカル・グラフィティ』をリマスタリング再発するレッド・ツェッペリンだが、ジミー・ペイジが昨年11月にサウンドガーデンのクリス・コーネルと行ったインタヴューの内容がここにきて明らかになっている。

インタヴューはジミーの写真と文章による自身の回想記『Jimmy Page by Jimmy Page』のプロモーションのためのものだが、ジミーは自身の創作意欲について次のように語っている。

「ぼくはいつもなにか違ったことをやりたいんだ。あるアイディアからインスピレーションを受けたら、そのインスピレーションをなんとしてでも形にしてみせたいんだよ。それは音楽についても言えることだし、ほかのどんなことにも言えることなんだ。たとえば、本をまとめることにもね! 自伝を写真でまとめるというのは、まったく新しい切り口だと思うんだけど、人生を振り返るという意味では効果てきめんだし、喜んでくれる人はたくさんいると思うんだ」

さらにソロとしてライヴ復帰を図っていることについては次のように語っていた。

「みんながぼくのライヴを聴きたがってるのはわかってるからね。ぼくだって自分のライヴを聴きたいよ……というわけで、なにか始めようと思ってて今自分の気持ちを盛り上げつつストレッチとか準備をしているところなんだよ。ぼくとしては、そうであって当然だというもんだし。とりあえずみんなを驚かせたいな。なにからなにまでやってみせるから、懐で温めてる新しいものとかもね」

なお、ラジオ関連の業界情報サイト、パルス・オブ・レディオの取材ではレッド・ツェッペリンについては時間との勝負だという心構えで取り組んでいたことをジミーは次のように振り返っている。

「基本的にファーストの頃だと思うけど、ぼくはこれは時間との勝負だということを言ってて、今でもそうだと思ってるよ。本当にそうなんだよ。今でも時間との競争だと思ってるし、それといい仕事をすることと、自分のやっていることをよりよいものへと向上させていくことだよね。それは歳を取れば取るほど難しくなってくるもんで、それは自分の残りの人生が限られてくるからなんだよ。ツェッペリンではぼくたちは、いつまでもいつまでも演奏を続けられるような乗り物を与えられたようなもので、とんでもないものがそこから生まれていったんだよ。幸いにぼくたちはそれで実際に演奏をいつまでも続けて、とんでもないものを本当に作っていったんだけどね。それでもぼくは時間の競争だと思ってたよ。ジョン・ボーナムが亡くなるまでは、その思いがどれほど予言めいていたことだったかなんて気づきもしていなかったんだけどね」

ジミーとクリスのインタヴュー映像はこちらから。
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