ジミー・ペイジ、来年にも自身のキャリアを網羅した新たな活動を始めたいと語る

ジミー・ペイジ、来年にも自身のキャリアを網羅した新たな活動を始めたいと語る - Photo(C)Ross Halfin / Post Production: Kazuyo HoriePhoto(C)Ross Halfin / Post Production: Kazuyo Horie

10月29日に1971年の『Ⅳ』と73年の『聖なる館』のリマスタリング再発盤をリリースするレッド・ツェッペリンだが、ジミー・ペイジはツェッペリン再結成について可能性はほとんどないと語っている。

ロンドンのオリンピック・スタジオで行われた記者会見でNMEの記者からの再結成の可能性はあるのかという質問にジミーは次のように答えている。

「それが可能性としてあるのか、あるいは起きそうなこととはぼくには思えないから、ぼくにはもうそれについて語ることはほとんどなにもないよ。それにある人がなにを言って、別な人がなにを言ったかって、詳しく説明する気もないし。ぼくに言えるのはとても起きそうには思えないってことだけでね」

さらに再結成を妨げているのはロバート・プラントなのかという問いには「ぼくは今あんまり起きそうにもないことだと言ったはずだよ」とだけ答えた。さらに自身の今後の活動について次のように語っている。

「ぼくがまたもし演奏をやるんだとしたら一緒にやるミュージシャンは……一部のミュージシャンはみんなには聞き覚えのない名前になるかと思うよ。まだ組んでるわけじゃないんだけど、来年にはそうしてみるつもりなんだ。もし、それでライヴをやることになったら、ぼくのレコーディング・キャリアをすべて見渡す内容のものをやりたいし、ヤードバーズとやっていた頃のものすごく最初期のものまで遡っていくつもりだよ。そこにもなんか新しいものがあるかもしれないし」

「ぼくはライヴをやるのが好きなんだよ。本当にね。ライヴ・コンサートはいつやってもおもしろい課題に溢れてて、というのも毎晩演奏して行きながら内容を変えていくことができるからなんだよ。もっと冒険に近いものにだってやろうと思えばできるんだよね。ぼくとしてはぼくの知られているものをなんだってやるつもりだよ……たとえば"幻惑されて"をインストゥルメンタルだけでやってもいいわけだし」

その一方でソロ新作『ララバイ……アンド・ザ・シースレス・ロアー』をリリースしたロバート・プラントはビルボード誌との取材で『Ⅳ』や『聖なる館』の今回のリリースやボーナス・トラックからなにか新しくわかったようなことはないかという問いに次のように答えている。

「いや、特にはないよ。というのもずっと昔のものだからね。要するにあそこ(ボーナス・トラック)で聴けるのはほとんどがまだ作業が進行中の音源なんだよね。まだ完成へと歩みを進めているもので、決定的な瞬間へと導いたきっかけみたいなものがそこで聴けるのかもしれないけど。でも、実際問題として特に重要なものではないよ。少なくともぼくにとってはね」

また、ロバートは自分のライヴでツェッペリンの楽曲を取り上げていることについては次のように語っている。

「音楽の一つの楽しみ方なんだよ。ぼくたちは"ブラック・ドッグ"や"胸いっぱいの愛を"やほかにも曲をやってるけど、ぼくたちのアプローチはほとんどトランスやサイケ、そしてメンバーのアフリカ音楽との関係に突き動かされてのものなんだ。どの曲においても、メンバーの誰かが演奏を支配することになって、それによって方向性が変わってくるものなんだよ」

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