今年結成50周年を迎えるザ・キンクスだが、この50周年を記念して10月14日にアンソロジー盤『The Essential Kinks』をリリースすることが明らかになった。

レガシー・レコーディングスからリリースされる『The Essential Kinks』は2枚組で、“You Really Got Me”、“Waterloo Sunset”他バンドの代表曲48曲収録が収録される。また、同作のライナーノーツはデヴィッド・ボウイが執筆しており、ボウイはライナーノーツで次のように書いている。「私はザ・キンクスの曲でひとつも嫌いな曲がない。ノイジーで性急なサウンドだったデビュー当時から、彼らは心掴まれる不朽のポップ・ソングを作り続けてきたバンドだ」

また、11月10日には1971年のアルバム『Muswell Hillbillies』がリマスターされ、CD/DVDのデラックス盤としてリイシューされる。

ちなみにレイ・デイヴィスは報道されていた2015年のザ・キンクス再結成について否定するコメントを出している。

ことの発端は英Mojo誌でのレイ・デイヴィスのインタヴューで、その記事によると、レイは弟のデイヴ・デイヴィスの参加の有無にかかわらず、2015年にザ・キンクスの再結成を予定していると語ったとされている。しかしその後、キンクスのオフィシャル・フェイスブックにMojo誌の報道を完全に否定するコメントが掲載された。コメントは以下の通り。

「Mojoは間違っている。レイとデイヴ、ふたりのデイヴィスの参加無しにザ・キンクスの再結成はありえない。レイ・デイヴィスもそんなことは言っていないと主張している」

今年はキンクスの結成50周年にあたり、レイとデイヴは新作を制作することで意見の一致を見たとこれまで伝えられていた。