Music Festival 2023 ―― 世界各国のフェスがラインアップを続々発表!

Music Festival 2023 ―― 世界各国のフェスがラインアップを続々発表!  - rockin'on 2023年3月号 中面rockin'on 2023年3月号 中面

去年は日本でも夏フェスが本格的に再開し、音楽体験の復活を実感できた人も多かったのではないか? 2023年も開始と同時にアメリカでフェスシーズンを開幕するコーチェラ・フェスティバルが強烈なラインアップを発表した。

まず2020年にヘッドラインのはずだったフランク・オーシャンが約束通り戻ってきた。彼は、2017年以来のライブで超貴重だし、2016年以来の新作を出すとも言われている。今年最大のニュースのひとつになること間違いない。また初日のヘッドラインは、去年Spotifyで世界最高のストリーム数を記録し、ツアーの興行成績も史上最高額を記録したプエルトリコ出身のバッド・バニーだ。中日はK-POPスターのブラックピンクで、バッド・バニーはラテン系ソロとして、ブラックピンクはK-POPスターとして初のヘッドラインとなる。このダイバースなラインアップこそ今のポップシーンを象徴していると思う。さすがコーチェラ。

その他南米のロラパルーザ、スペインのプリマヴェーラ・サウンド、アメリカのボナルー、イギリスのレディング・フェスティバルなど世界各国のフェスを見て気になるのは、この中から誰が日本のフェス(フジロック7月28-30日、サマーソニック8月19、20日)に来てくれるのか?だ。まずはなんと言ってもケンドリック・ラマーだ。彼は去年単独ツアーで、アーティスティックな表現を次レベルに持っていく最高のライブをした。それをフェスでどう再現してくれるのか?

さらに結成35周年のブラーや、フー・ファイターズも注目だ。フーファイは去年テイラー・ホーキンスが亡くなった後の再出発となるから。さらに、ロックダウン前に日本のフェスに来る予定だったザ・ストロークステーム・インパラもヘッドラインで出演している。サマソニ直後に開催のレディングのメンツも気になるし、パラモアブリンク182の復活組やトゥールなどヘヴィロック組のフェス出演も目立つ。日本での休暇を満喫していたリル・ナズ・Xやロザリアの来日はありえるか?

アメリカでは去年パンクフェスWhen We Were Youngが即完し話題となった。またロラパルーザやプリマヴェーラなど有名フェスが世界進出するのも流行だ。フェスは、今のサウンドを世界と時差なしで体験できる最高の機会なので、世界のフェスの流行やラインアップを眺めつつ日本の夏フェスにも期待したい! (中村明美)



Music Festival 2023の記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』3月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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