luki、“朝日のあたる家”の画期的カバー。五反田という風俗街を舞台に原曲のリアルを今のリアルに再構成した彼女の思いを訊く

luki、“朝日のあたる家”の画期的カバー。五反田という風俗街を舞台に原曲のリアルを今のリアルに再構成した彼女の思いを訊く - rockin'on 2023年1月号 中面rockin'on 2023年1月号 中面

現在発売中のロッキング・オン1月号では、lukiのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「アニマルズみたいに不良っぽい男の子の物語と、日本の娼婦の悲しい物語の、その両極端ではなく、その両方を入れた、俯瞰的な物語として描くには、どういうものがいいかな?って」


●まず、この曲を日本語カバーした動機は何でしょうか。

「ずっとオリジナル曲だけでライブも音源もやっていました。それでも、自分のことが表現できるし、前に進んでいる感じはあったんですが、ライブをやっている『CUT NIGHT』(当社刊行の雑誌『CUT』が主催するイベント。渋谷陽一のトークとlukiのライブで構成される)は渋谷さんのお客さんがとても多くて。洋楽に造詣の深い方々に私のオリジナル曲も理解していただいているんですが、もっとその方たちにコネクトできる方法がないかなと考えたところ、私も皆さんも知っている、とても愛してきた曲を自分的に表現できたら、もっと繋がるんじゃないかなと思い、洋楽のカバーをはじめました。カバーをいくつかやった中で、“朝日のあたる家”というのは、アニマルズのが有名だし、もちろん日本のいろんな方もカバーしています。それを自分の言葉で、日本語に変えてやってみたら、私のことも理解していただけるのかな?っていうところからカバーしました」

●素晴らしいカバーだと思います。本来的な歌詞は、娼婦館についてですけど、それを活かしつつ、日本の状況にも合わせ、そしてlukiというアーティストの世界観とも合わせ、独特の歌詞世界が作られていて、びっくりしました。どのように考えたんでしょう。

「もともとの歌詞がソレイユさんっていう太陽という意味の名前のマダムがやってた朝日のアトリエという娼婦の館を、物語のように描いたのがはじめだって聞いています。それを、アニマルズが男の子の話にして。で、日本のカバーっていうのは、だいたいドロドロっとした娼婦の心を描いている。どれも素晴らしいんだけど、今の時代に即していないかな、自分の皮膚感覚とは違ったっていうのがあって。違った解釈でやってみました」
(以下、本誌記事へ続く)



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