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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014 公式サイト
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いよいよ迎えたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014の最終日。SOUND OF FORESTのトップバッターはRO69JACK 2014 優勝アーティストであるプププランド。スタート時間となり、SEの吉田拓郎“結婚しようよ”が流れる中、西村竜哉(Vo,Gt)、吉川淳人(Gt)、田中隆之介(Ba)、富田貴之(Dr)が両腕を掲げながらスキップ気味に登場した。「神戸から来ました。そこに僕の初恋のキョウコちゃん来てますか? 来てますか? いや、僕が知ってるキョウコちゃんは、ここで手を挙げるような女の子じゃない!」、西村が森の中からステージを観ている人に執拗に話しかけて和やかな笑いを誘った後、1曲目“おっぱい”がスタート。朝から「おっぱい」なんて言葉を発すると思わず頬が赤らんでしまう。しかし、タイトルのアクの強さと裏腹に、猛烈に我々の涙腺を刺激するこの曲のミステリアスな風味は一体何なのか? 甘酸っぱいメロディ、朴訥としながらも切なさを帯びた歌声、さらには「♪おっぱい おっぱい」というコーラスも加わり、ホロ苦い恋模様を鮮やかに描き上げた。続いて、“ミスタームーンライト”。軽快に躍動するサウンドが心地よい。吉川のブルージーなギターソロもバッチリ決まり、お客さんたちは喝采を送った。
「やばい楽し過ぎる。ほんまに音楽好きで良かったです。このフェスに出れて、音楽が好きなみなさんに会えて良かった。気の利いたことは言えないけど……ロックンロールと僕が思ったらロックンロール。みなさんもロックンロール。みなさん、自分の働いたお金で来たんですから。大変なことがいろいろあるけど、音楽は忘れさせてくれるよね。そういう曲を持ってきました。4つ打ちフォークロック、聴いてください。また何処かで会いましょう。近い将来、ロッキンの大きいステージで会えるのを楽しみにしています」、喋るのはあまり得意そうではないらしいのに言葉を溢れ返らせる西村のMCに和んだ後、披露されたラストの曲は“メトロ”。ベースドラムの4つ打ちのビート、温かいギターのコードの響きが我々のダンス&手拍子衝動を穏やかに後押しする。そして、清々しい昂揚感と共にエンディングを迎えたのであった。(田中大)





この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」は9月13日発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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