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いよいよ最終日を迎えたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013。ここひたちなかで繰り広げられる熱戦の火蓋を切って落とすのは、当サイト「RO69」が行っているアマチュア・アーティストのオーディション「RO69JACK 2013」で優勝した東京発のバンド・QOOLAND(クーランド)だ。メンバーは、平井拓郎(Vo&G)、川﨑純(G)、菅ひであき(B)、タカギ皓平(Dr)の4人。

「お集まりのみなさん、おはようございます! 我々がQOOLANDです!」との菅の言葉をかき消してしまうほど、いきなりの轟音爆裂ナンバー=“勝つまでが戦争”を放射。立て続けに“ゆとり教育概論”へと突入すれば、オーディエンスも腕を突き上げて応戦。ポスト・ハードコア的なサウンド・アプローチが基本になっているのだけれど、多用される華麗にして印象的なタッピング奏法と、痩身のフロントマン・平井のどこかセンシティブでいて伸びやかな歌メロによって、既に唯一無二といえるオリジナリティが確立されている。

数曲を終えて「やったー! やったー!!」と子どものように飛び跳ね、ステージをぐるぐる駆けまわるベースの菅。何しろ人懐っこいキャラクターなのだ。最後には「またライヴハウスで会いましょう!」(菅)と呼びかけて、とびきりダンサブルな“ドグラマグラ”を投下すると沸き立つような狂騒が出現。 未来への思いを胸に、野心的な言葉を残してステージを後にしたQOOLAND。その技量と野望がギラリと光る快演だった。(奥村明裕)






この3日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」は9月上旬発売予定です! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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【QOOLAND】過去の ROCK IN JAPAN FESTIVAL クイックレポート