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ROCK IN JAPAN FES.2011、順調に2日目も始動! WING TENTでトップを務めるバンドは、恒例のアマチュア・アーティスト・コンテスト=RO69JACK 2011において見事優勝を果たしたshepherd。彼らは、2007年に横浜で結成された4人組バンドだ。中野(Vo./G.)、今村(G.)、仲本(B.)、日下部(Dr.)の4人が朝一番から駆けつけたオーディエンスたちの歓声に包まれて登場するなり、中野と今村の2本のギターによるメロディ・ラインを鮮やかに絡ませながら1曲目“atelier”をスタートさせた。中野の歌による内に込められた想いが、煌めくバンド・サウンドと共に走る。驚くほどに落ち着いた演奏でがっちりと聴く者を鷲掴みにしている。
続いては、インターネット上で動画も公開されているナンバー“virgin in clinic”。ギター・リフと次第にダンサブルに展開してゆくリズム・パートが、このバンドの「動」の部分をアピールしてゆく。「初めてここでやらせていただくことが出来ました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。来年も再来年も、何度でもこの場所に立ちたい、と強く思いました」と中野が頼もしい言葉を投げ掛け、最後に“Sea Side Psychedelia”を披露。落ち着いた面持ちで真摯なメッセージを歌ってゆくその奥に、激しく渦巻くエモーションを秘めた素晴らしい楽曲だ。短い時間ながら堂々たるパフォーマンスを見せ付けたshepherd、彼らの今後の更なる活躍に期待したい。(小池宏和)