DECAYS

全篇が恍惚のドラマ。妖艶なサウンドがギラリ

DIR EN GREYのDieとMOON CHILDの樫山圭を中心としたユニット、DECAYS。先日、ファーストアルバム『Baby who wanders』をリリースし、ますます活動の勢いを増している彼らは、どのようなライブを展開するのか? ワクワクしながら待ち構えていると厳かなムードが漂うSEが鳴り響き、まずステージに飛び込んで来たのはチドニー(☆)。彼が観客を煽った後、樫山圭(Drums)、Ayasa (Violin)、寺沢リョータ(Bass)もひとりずつ現れ、最後に中村 中(Vocal & Guitar )とDie (Vocal & Guitar)も登場。“Aesthetics of the transgression”がスタートした。カラフルな音像、鋭いビート、Dieと中村の歌声が融け合って生まれているドラマチックさがすごい。そして、Die=黒、中村=真紅という衣装のコントラストが童話の挿絵のような雰囲気を漂わせていて、ため息が漏れそうなほど美しかった。

“Zero Paradise” も披露された後、メンバーを代表した中村の挨拶を挟んで、演奏はさらに続いた。狂おしいメロディを力強く高鳴らせた“愛と哀を遺さず...”。キレの良いギターのカッティングを主軸にダンサブルなビートをバンド全体で放った“HELLO!NEW I”。夢中になって身体を揺らす人々を大量発生させた”D/D”。そして、ラストの“Rana”がグラマラスなメロディを激しく燃え上がらせてエンディングを迎えた時、会場内に漂っていたのは、なんとも言えず心地よい余韻。凄腕のメンバーぞろいのDECAYSは、やっぱり一味違った。(田中大)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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