エレファントカシマシ・宮本浩次が『MASTERPIECE』全曲を解説。本作で辿り着いた「生」の本質とは

エレファントカシマシ・宮本浩次が『MASTERPIECE』全曲を解説。本作で辿り着いた「生」の本質とは

「俺は《今を生きるって》っていう、ほんとにこれを言ってたんだなって」

発売中の『bridge』72号にエレファントカシマシ・宮本浩次が通算21枚目のニューアルバム『MASTERPIECE』全曲を語ったインタヴュ-が掲載されている。「生きる」ということを、あらゆる角度から描ききった新作。宮本がその歌詞を中心に全曲の解説をすることで、明確に力強いメッセージが発せられた理由があきらかになる貴重なロングインタヴューだ。

そのインタヴューの中で、宮本は“穴があったら入いりたい”について語り、新作を完成させる為のプロセスとして、改めて己の人生を見つめなおす必要があったことを名曲“ガストロンジャー”を引き合いに出し告白した。

「“ガストロンジャー”で《化けの皮を剥がしにいこうぜ》って言ってるんですけど、よくよく考えると自分が化けの皮でできてたってことよくわかったんですよ。最近ライヴだと『己自身の化けの皮も剥ぐぜ』っていってるんですけど、化けの皮剥いじゃうとですね、全部身ぐるみはがされちゃって何ものこらねえんじゃねえかっていうぐらい化けの皮でできてんですよ」

その後も宮本は順を追って楽曲を解説する中で、ニューアルバムが“七色の虹の橋”で歌われる《「誰の人生だってMASTERPIECEさ」》という重要な結論を導き出すにいたった真相を告白している。

最後にアルバムが完成した今、感じる充実については次の様に言及している。

「生きてるっていうことを、自分がロック歌手でミュージシャンで音楽にできた、言葉にできたこのアルバムはすごく大事なものになりました」

『MASTERPIECE』の最深部をひもとく、必見のテキストだ。
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