レッチリからアデルまで、大物が次々出演! 「カープール・カラオケ」がバズる理由

レッチリからアデルまで、大物が次々出演! 「カープール・カラオケ」がバズる理由

「カープール・カラオケ」という名前を聞いたことがあるだろうか。「The Late Late Show with James Corden」という米国のトーク・ショーの中のいち不定期コーナーなのだが、放送後、動画がYouTubeにアップされるたびに多くのメディアで取り上げられ、SNSでは必ずと言っていいほどバズるという超注目企画なのだ。

カープールとは車の「乗り合い」のこと(米国では、渋滞緩和のため2人以上が乗車する車のみ通行できる優先車線がある)。ホストのジェームズ・コーデンがゲスト・アーティストを誘い「乗り合い通勤」するていで、車中ゲストとトーク&熱唱を繰り広げるという至ってシンプルな内容なのだが、これがとにかく面白いのだ。その理由を簡単に紹介してみたい。

1. カジュアルすぎる楽屋裏トーク

ジェームズのトーク力と打ち解け力のおかげで、普段より何倍もリラックスした、まるで楽屋裏のアーティストの様子が見られるこの企画。ジャスティン・ビーバーとの恥ずかしい酔っ払いエピソードを語ったのはエド・シーランだ。


「東京の場末のバーで2人で酔っ払って、ゴルフ場でベロベロ」になり、「(ジャスティンが口にくわえたゴルフボールを)打ってみなよ、ってジャスティンが言うから、彼に当てるな当てるな……と思いつつドライバーで打ったら当たっちゃった」

2. 他では見られない超レアなカバー


スパイス・ガールズの“Wannabe”とニッキー・ミナージュの“Monster”をカバーし、隠れた特技であるというラップを披露したアデル。彼女の飾らない表情が最高に可愛くて面白い!ちなみにこのビデオは歴代カープールカラオケの中でも最多の再生回数、1億6千万突破(2017年6月)という驚異的な数字を叩き出している。

3. こんなことまでする?!悪ふざけ小ネタ


コールドプレイのクリス・マーティンがスーパーボウルのハーフタイム・ショーにたどり着くまでのミニ・ロードトリップである本作だが、最後のモーテルでの一幕はもはやコント!他にも、ジェームズがゲストの衣装を着てみるネタはお約束。衣装やヘアを真似されたレディ・ガガやシーア出演回の、本人たちのリアクションもぜひチェックしてほしい。

4. もちろん持ち歌もノリノリで熱唱

“Can’t Stop”など自身の曲をカラオケするレッド・ホット・チリ・ペッパーズのメンバー(特にエア・ベースをご機嫌で弾くフリー)の様子といったら楽しそうなことこの上なし!見ているこちらまで気分がアガるし、本当に一緒にカラオケに行っているような気分にすらさせてくれる。ゲストが感心するほど上手いジェームズの歌唱力にも注目!


記事内で紹介できなかった出演アーティストには他にもマドンナスティーヴィー・ワンダーブルーノ・マーズなど錚々たる顔ぶれがいる。アーティストではないが超ビッグネームとしてバラク・オバマ元米国大統領夫人、ミシェル・オバマの登場回も。アメリカのショーではあるものの、ロンドン出身として英国人アーティストたちとの親交も深いジェームズ。今後どのようなゲストが出演してくれるのか、楽しみだ。
(古川典子)
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