U2のエッジ、新作アルバムについては鋭意制作中だが完成のめどはまだ立たないと語る

U2のエッジ、新作アルバムについては鋭意制作中だが完成のめどはまだ立たないと語る - 2014年作『ソングス・オブ・イノセンス』2014年作『ソングス・オブ・イノセンス』

『ソングス・オブ・イノセンス』に続く新作に取りかかっていることをかねてから明らかにしてきたU2だが、ジ・エッジは新作について精力的に作業は進めているがまだ完成のめどはついていないと語っている。

具体的に現状はどんなものかということについてエッジはローリング・ストーン誌に次のように語っている。

「現時点でいつ出来上がるかはまだなんともいえないね。まだ藪を抜け切ってない状態で、いってみれば、まだプレス工場の予約は入れてないっていうところかな」

なお、バンドはこれまで新作が『ソングス・オブ・イノセンス』の延長上にある作品として『Songs of Experience』と名付けられることになると明らかにしてきたが、これは現状も変わっていないとエッジは語っている。「ぼくたちとしてはずっと2枚でひとつとなる作品としてみてきたんだ。だから『ソングス・オブ・イノセンス』と対になる作品なんだよ」とエッジは説明している。

しかし、現状ではエッジが取り組んでいるアイディアだけでも50曲分はあり、バンドが乗り気な案については20曲分あり、それを核となる楽曲群まで絞り込んでいくのがこれからの作業になると語っている。なお、バンドはまたツアーになるべく早く戻ろうと考えていることも明らかにしていて、わりと近いうちにそのアナウンスを行うことになるはずだとも語っている。

昨年末まで行ったイノセンス+エクスペリエンス・ツアーについてはバンドとしてとても楽しめたことをエッジは説明する一方で「このツアーを似たようなプロダクションを使うことでもっと発展させるやり方もあるとぼくたちには思えたんだ。それで今いろいろアイディアを練ってるところなんだよ。だから、もしまたツアーに出るとなったら、いくつか変化はあるし、まったく同じライヴっていうことにはならないよ」とイノセンス+エクスペリエンス・ツアーの単純な延長にはならないと語った。

毎回革新的なステージングが導入されることで知られているU2のツアーだが、イノセンス+エクスペリエンス・ツアーでは会場規模をアリーナ・クラスに抑え、スピーカーなどサウンド・システムをすべて天井近くまで吊し上げるという画期的な試みが行われ、おかげで「自分たちにとってまったく新しい瞬間、ライヴとしての瞬間を多々経験した」とエッジは振り返っていて、「今回のツアーは過去のU2のライヴをいろんな意味で、凌駕することになったと思うんだ。それをさらにレヴェルアップできないかっていうことにすごく刺激を受けてて気になってしようがないんだよ」と語っている。
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