RO69JACK 14/15 優勝・リアクション ザ ブッタ、ツアーファイナルレポ! 瑞々しい感情が大爆発!!

  • RO69JACK 14/15 優勝・リアクション ザ ブッタ、ツアーファイナルレポ! 瑞々しい感情が大爆発!! - リアクション ザ ブッタ/all pics by 白石達也

    リアクション ザ ブッタ/all pics by 白石達也

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    リアクション ザ ブッタ × TAKUMI(from NECOKICKS)

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2016年2月26日、RO69JACK 14/15 優勝バンド・リアクション ザ ブッタによる全国ツアー「混沌のファンタスティックツアー」の最終公演が、TSUTAYA O-Crestにて行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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埼玉を拠点に幼馴染みの3人組で結成したリアクション ザ ブッタにとって、2015年は試練の年だった。7年間活動を共にしてきたドラマーが脱退。以降、ブッタはふたり組のまま、昨年11月にミニアルバム『Fantastic Chaos』をリリースした。それを引っさげた全国ツアー「混沌のファンタスティックツアー」のファイナルとなったこの日は、ライヴ後半に、この半年間サポートを務めてきたドラマーの大野宏二朗が正式加入することを発表。新生リアクション ザ ブッタとして新たなスタートを切る、とても意義深いライヴだった。

そんな記念すべき日のオープニングアクトには、ブッタとは高校生のころから共に切磋琢磨してきたNECOKICKSが登場した。明るくて前めりな、飾らないロックンロールが魅力の長野発の4人組バンド。前日に出演が発表されたため、彼らを知らない人も多かったであろう会場だったが、ヴォーカルのTAKUMIが「リアクション ザ ブッタの背中を押したいと思います!」と盟友にエールを送り、しっかりとフロアを温めていく。《世界を征服してやるんだ》(”世界を征服してやるんだ”)と、何の衒いもなく歌う潔さがとても痛快だった。

続いて、アース・ウィンド&ファイアーの“セプテンバー”のSEでステージに姿を現したリアクション ザ ブッタ。佐々木直人(Vo・B)が「あなたとライヴを作りにきました!」と、熱っぽく語りかけると、真っ赤な照明のなか攻撃的なロックナンバー“Fantastic Chaos”からライヴはスタートした。そして「所詮、俺たちは社会ではゴミ同然じゃないか?」(佐々木)と問いかけてから、バンドマンの存在意義をニヒルな視点で皮肉った“無論ディスコード”へ。エモーショナルな演奏に呼応するようにステージのライティングも激しく明滅した。

《東京 渋谷を歩いてるより/家の近くの商店街がほっとする……浦和》、バンドの故郷をそっと呟く、そんな歌い出しが印象的なミディアムナンバー“心をあらって、笑って”(『DIAL9』収録)からは初っ端のアッパーな雰囲気が一転、センチメンタルなメロディをゆったりと聞かせる、穏やかなムードへと突入した。“ナイカラ”では、次第に昂ぶっていく感情に任せて、佐々木は身に着けた白シャツの胸元をガッと鷲掴みにする。聴き手の感情を揺さぶるようなドラマチックな演奏のなかで、ヴォーカルとしての存在感が一層際立っていく、そうしたロックバラードこそリアクション ザ ブッタの真骨頂だ。

MCでは、オールナイトニッポンのテーマ曲を流しながら、ブッタの曲が初めてカラオケに入ったことが嬉しいと語った佐々木。「カラオケまみれで生きてきたんです(笑)。家族でカラオケに行って、兄貴にハモリを取られると、悔しくて泣いてました」と明かしたエピソードには、歌がど真ん中にあるブッタのルーツが垣間見られた気がした。そして、NECOKICKSのTAKUMIとコラボした“ぐっと突き破れ”、「RO69JACK 14/15」で優勝をもぎ取った“君へ”と、泥臭いほどに真っ直ぐなバンドサウンドにのせて、佐々木の歌声は、時に激しく、時にセクシーに、甘く、エモーショナルに変化していった。

ラスト3曲を残して、ドラマー脱退への想いを佐々木は静かに語り出した。「幼馴染みで始めたバンドだったから、この3人以外で続ける意味があるのか、すごく迷いました。この先のことを考えるのがすごく苦しかった。でも、まだやり切れてない気持ちが強かったから、木田健太郎(G)とふたりでリアクション ザ ブッタを続けることにしました」。そして、迷い苦しんでいた時、お客さんの声には本当に助けられた、と続ける。「今日のライヴで確信しました。俺はバンドをやってきて本当に良かった。ありがとう」と感謝の言葉を口にして、サポートドラムの大野宏二朗が正式にブッタに加入することを発表。「お互いに人生を預ける覚悟ができました」と報告すると、フロアからは温かい拍手が湧き起こった。

ここまで1時間以上にわたってライヴを繰り広げてきた3人だったが、やはり新生ブッタを宣言したあと一発目に披露された“孤独は最高です!”の気合いとエネルギーは凄まじかった。逆境を無理にでもポジティヴに変換するようなナンバーと共に、「何回でも、何回でも、頼ってくれ!」と叫んだ佐々木。続けて披露された新曲“fall fall fall”は、漲る生命力が爆発した素晴らしい楽曲だった。そして、「Crestとか、東京とか、どうでもいい! あなたに歌いに来ました。嫌いな自分も、捨てたい自分も全部あんただよ」と言って届けたラストナンバー“仮面”。ただ素直に生きていることが、こんなにも苦しい。だから、ブッタはライヴハウスで歌い続けるのだと、その情熱に胸を打たれるフィナーレだった。

アンコールでは、優しいバラード曲“ふぞろい”を披露したあと、「あんたたちに何回も助けてもらった俺たちは、だから返したいと思ってる。もっともっとデカいところに行って、一緒に夢みたいと思ってる。全員連れていく!」と佐々木は振り絞るように叫んだ。そして、ラストを締めくくったのは疾走感溢れるロックナンバー“救世主”。フロアからは一斉に手があがり、最高のクライマックスを迎えたあと、がっしりと取り合った手を高く掲げた3人にもう迷いはない。ここから新たなリアクション ザ ブッタの物語が始まっていく。(秦理絵)

●セットリスト

01. Fantastic Chaos
02. 無論ディスコード
03. ウエストサイド
04. 心をあらって、笑って
05. follow me
06. ナイカラ
07. 3月のウソツキ
08. ぐっと突き破れ
09. ヒーロー
10. その声で
11. 君へ
12. 孤独は最高です!
13. fall fall fall
14. 仮面
(encore)
15. ふぞろい
16. 救世主

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