ノエル・ギャラガー、日本ツアーを振り返る

ノエル・ギャラガー、日本ツアーを振り返る

ノエル・ギャラガーは自身のツアー・ブログで日本ツアーについて振り返っている。

ノエルは日本滞在中、ブログをまるで更新していなかったことを詫びていて、毎日スケジュール通りに行動していてかなり単調だったため更新する気にならなかったと説明している。ただ、唯一変化があるとしたら、ライヴでの出来事で、「観客の中に『今日は何色の下着をはいていますか』っていうプラカードを掲げてるやつがいてさ」とそんなエピソードを披露している。

「それでライヴをやる時には下着ははかない主義なんだって言ったらしーんと静まり返っちゃってね。マドンナがピン芸人に挑戦したお笑い劇場よりもドン引きになっちゃったから(あれ観た? とんでもねーよな〔マドンナはアメリカのトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー』に出演して隠れコメディアンなのだと明かすと、司会でコメディアンのジミー・ファロンに是非にと要請されてネタを披露したが出来はかなり厳しかった〕)。ひょっとして、あの時、俺以外に俺のコメントに気づいた人は誰もいなかったのかもしれないな。でも、あの日本のファンのみんなからは本当にものすごい贈り物をもらったりしたよ。誰かにプレゼントを突きつけられて『ギフト・フォー・ユー!』って叫ばれない日なんてないからね。しかも、『ギフト・フォー・サラ!』『ギフト・フォー・ユア・チルドレン!』って続くんだからさ」

「プラカードのあんちゃんはツアーの全日来てくれてて、毎回プラカードは替えてたっていうか、少なくとも俺にはそう思えたんだけどね……俺的に一番がよく出来てたと思うのは、パンツ1枚だけの絵を描いて『何色?』って書いたやつだったね。ロックオンしてたから!」

「それと取材についてはご想像におまかせするけど、俺としてはなかなかユニークなものだったと思うよ。

ある取材では『今度の勃起』についてどう思うかって訊かれたからね(取材の通訳か記者がイギリスの総選挙について質問した際にelectionとerectionを間違えたかと思われる)。『ええ? 今度のなんだって?』っていう。でも、そもそもそんなこと気にしてるやつなんかいると思う? 年度収支の74パーセントがどうだとか、年度成長率の2.4パーセントがどうだとか、支出、削減、貸与、建設、ぐだぐだぐだぐだ、ファッキンごたくを並べやがって。てめーらのような情けない連中の方こそなんかもっと過激なことを言ってみろっていうの。

と、失礼しました。どこまで行ったっけ……そうそう、東京の武道館。ツアーの締めとしては最高のセッティングだったね。二晩やったんだよ。

どちらも素晴らしいライヴだったけど、初日の方が俺にはよかったかな。後光まで差してたくらいだよ。素晴らしい! 日本のファンのみんな、きみたちは間違いなく世界中でも一番妙に変わってて、それでいて風変わりなほどに普通な感覚のファンだと思うよ。

もろもろほんとにありがとう……フジロックまでね……さよファッキンなーら!

というわけで現在、俺は自宅のキッチンにいるところ。ナンシー(妻サラのレゲエ・ネーム)と王子二人も一日サファリ・パークに行ったまんまだし。猫までお出かけ中だよ!! しーんとしてなにも聞こえないね……ちょっと大阪のライヴみたいかも!!

元気にやってくぜ?

ごきげんよう。

追伸:このツアーでよく聴いてたのは
"サンディ・シャイニング"/フィンリー・クエイ
"シンバライン"/ピンク・フロイド
"狂人の嘆き"/ケヴィン・エアーズ
"エヴリバディーズ・ガット・トゥ・クラップ"/ルル
"ゴーイング・マイ・ウェイ"/ポール・ウェラー(新曲)
"ジャスト・ワン・タイム"/ジューシー・ルーシー
"Work Your Body"/ムーンブーティカ
"Guöngyhaju lány"/オメガ

これらはファッキン聴いてみて!」
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