コールドプレイ、2030年までグローバル・シチズン・フェスティヴァルのキュレーターに

コールドプレイ、2030年までグローバル・シチズン・フェスティヴァルのキュレーターに - Photo by Phil HarveyPhoto by Phil Harvey

世界から極貧状態を解消する活動を続けている団体、グローバル・シチズンが開催している音楽フェス、グローバル・シチズン・フェスティヴァルのキュレーターにコールドプレイが指名されたことが明らかになっている。団体では2030年までに極貧を撲滅することを目指しているが、クリスも30年までキュレーターを務めるように依頼されている。

2月13日に開かれた記者会見に出席したクリスは自分のコメントの冒頭で「こんにちは、コールドプレイのクリスです。ここに来ている媒体のいくつかはきっとぼくたちのことをこき下ろしたことがあると思うんだけど」と記者団を笑わせた後で次のように指名を受けた心境を語った。

「ミュージシャンとしてぼくはいつも、ある目的のためにイヴェントに出演し、そこで語ることについては心からそう思って発言しているんだけど、でも、次の日になったらもう自分のことで忙しくなっちゃうんだよね。ぼくはこの世の中を変えたいと本当に働きかけようとしているアーティストや人たちとは、もっと長期的な関係性を築きたいと思ったんだよ」

クリスは特に世界中のNPO団体と提携していこうとするグローバル・シチズンの取り組み方に共感したことでスタッフとして働くことを決心したと説明していて、「ボノ的行動」とみられることについてはどう思うかという記者団からの問いには「実際、ボノ的行動なんだよ。だからってサングラスをかけることにはならないけど」とかわし、「国境なんてものはないんだよ。本当にジョン・レノンの言った通りなんだよ」と語ってみせた。

また、記者会見後にローリング・ストーン誌の取材にクリスはバンドの現状を次のように語っている。

「(『ゴースト・ストーリーズ』のツアーをしなかったことは)友人同士のバンドとしては、いつもいつも2年間のツアーをやるわけじゃないと決断したことですごく精神衛生的によく働いたんだ。今じゃもうバンドの中に早くツアーに出たいという飢餓感みたいなものがものすごく強くなってきてるからね」

さらに制作中の新作『A Head Full of Dreams』については「ものすごい人たちとのコラボレーションを試みている」と語ったものの具体名は挙げなかったという。さらに「かなりスタジオに入り浸ってるし、いろんなものが形になってきてるんだ。本当にバンドをやっててよかったなあって実感できる時期なんだと思うよ」と説明した。
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