ザ・リバティーンズ、ヴァージンEMIとレコーディング契約をタイで交わしたことを明かす

ザ・リバティーンズ、ヴァージンEMIとレコーディング契約をタイで交わしたことを明かす

新作用の作曲作業が進んでいると伝えられていたザ・リバティーンズはヴァージンEMIと新たにレコーディング契約を交わしたことが明らかになっている。

バンドは現在ピート・ドハーティが薬物依存症のリハビリ治療を行っているタイに滞在していて、ピートが入所しているリハビリ施設のホープ・リハビリテーション・センターに程近いシーチャン島で今回の契約を交わしたという。バンドとしては2015年にも新作をリリースする予定だそうだ。発表された声明でピートは次のように語っている。

「なんていったらわからないよ。本当に嬉しい。今日という日は本当に美しい日だよ」

また、カール・バラーは「俺たちはこれほどまでにいろいろ経験して、それでもまたアルビオン号は航路へと旅立っていくことになったわけだから、これほど楽しみなことってないよ」と語っている。

その一方でマネージャーのデイヴィッド・ビアンキとエイドリアン・ハンターは次のように今回のレコード契約の経緯を説明している。

「今回の契約に付きましてはかなり時間をかけて準備を進めてきました。ヴァージンEMIに決めたのは(現代表の)マイク・スミスがこのバンドと昔から関わってきているということが大きく影響しています。ほかにもさまざまな内容の、それぞれに素晴らしいオファーがありましたが、最終的にはこれまでのバンドへのマイクの指導の数々がヴァージンEMIへとバンドの気持ちを動かすことになりました。わたしたちとしてもバンドにとっていいホームができたと思っていますし、このバンドが本当ならとっくに手にしてふさわしい成功を収めるように願ってやみません」

ちなみにマイク・スミスは2002年にバンドの作品の著作権管理契約をEMIパブリッシングとまとめた人物として知られている。

リバティーンズは今年に入ってから2度目の再結成を果たしていて、ハイド・パークでの公演のほか、アレクサンドラ・パレス公演や短いヨーロッパ・ツアーも実現させていた。アレクサンドラ・パレスの最終公演でピートは「おそらく」新作を作ることになるだろうと語り、カールはその後、新曲を5曲形にしているともNMEに次のように明らかにしていた。

「一つのプランとしてはまず曲を書くということがあるんだよ。今の段階では作業中の新曲が5曲あって、しかも、それって二人で居合わせるだけで書いちゃったもんで、特に書こうと思って書いたんじゃないんだよ。1曲は"Woke Up Again"というんだけど、飽くまでも仮題だからね」

なお、ピートは薬物依存症に悩む人たちを支援する団体ピート・ドハーティ・ホープ・イニシャティヴを先頃立ち上げている。また、カールは2月18日にザ・ジャッカルズを率いてのソロ・アルバム『レット・イット・レイン』のリリースを予定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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