ザ・ローリング・ストーンズやリンゴ・スターらがボビー・キーズを追悼

ザ・ローリング・ストーンズやリンゴ・スターらがボビー・キーズを追悼

ザ・ローリング・ストーンズは12月2日に他界したバンドのサックス奏者として知られるボビー・キーズを追悼している。ボビーは1969年以来バンドのサックスとして活躍してきていたが、ここ数年は肝硬変との闘病を続けていた。ツアーへの参加は今年の春の日本公演を含めた14・オン・ファイアー・ツアーのヨーロッパ/アジア公演分が最後となっていた。

バンドはボビーを「親友」と呼んだ声明を次のように発表している。

「ザ・ローリング・ストーンズはバンドの最愛の親友で伝説的なサックス・プレーヤーのボビー・キーズの訃報にうちひしがれています。ボビーは1960年代以降、バンドの音楽に独特の貢献を果たしてきていました。その死は大きく惜しまれることでしょう」

また、キース・リチャーズは手書きのコメントを発表していて「世界でも最大の仲間を失ってしまい、この悲しみをどう説明したらいいのかわからないけど、ボビーだったらこういう時は元気出せよって言ってくれただろうに」と悼んでいる。

ボビーはストーンズ作品やツアーへの参加のほかにもエリック・クラプトン、ザ・フー、ジョージ・ハリスン、フェイセズ、チャック・ベリー、カーリー・サイモン、ドクター・ジョン、レーナード・スキナードなどとの仕事で知られてきた。

ボビーはストーンズの1971年の代表曲のひとつ"ブラウン・シュガー"のサックス・ソロで最も知られているが、そのほかにも『レット・イット・ブリード』や『スティッキー・フィンガーズ』、『メイン・ストリートのならず者』『山羊の頭のスープ』『エモーショナル・レスキュー』などのアルバムでの名演でも記憶されている。72年にはザ・ビートルズのジョージ・ハリスンやリンゴ・スターらが参加した『Bobby Keys』や75年の『Gimme the Keys』などソロ・アルバムもリリースしている。

なお、キースやバンドはツイッターでもボビーを偲んでいて、リンゴ・スターらもツイッターで次のようにボビーを追悼している。

キース「また一人の親友と別れることになった。ボビー、寂しくなるよ」

ザ・ローリング・ストーンズ「ボビー、ありがとう。("キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング"のライヴ動画)https://www.youtube.com/watch?v=3vtILjo26ew

リンゴ・スター「ボビー・キーズ、一緒に過ごしてくれた時間をありがとう。神様の祝福がありますように。ご家族にピース・アンド・ラヴをお送りしますRx」

ライアン・アダムス「R.I.P.(ご冥福をお祈りします)ボビー・キーズ。あなたはいつも本当にいつもやさしくてグルーヴに乗ってたよね。兄弟よ、星への旅路が安全でありますように」

ティム・バージェス(ザ・シャーラタンズ)「ボビー・キーズには何度かザ・ローリング・ストーンズの前座を務めた時に会ったんだ。なんていう才能だったんだろう、あまりにも早く逝き過ぎた。ボビー、安らかにお眠りください」

シェリル・クロウ「今日、ロックンロール史上最も偉大なミュージシャンの一人がお亡くなりになりました。R.I.P.ボビー・キーズ」

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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