マーティン・スコセッシ監督がラモーンズの伝記映画を手がけることに
2014.08.28 19:09
ラモーンズの伝記映画の製作にマーティン・スコセッシ監督が乗り出すことが明らかになっている。
毎年8月の恒例となっているロサンゼルスのハリウッド・フォーエヴァー霊園でのジョニー・ラモーン追悼イヴェントが、今年も23日に開催された。ロブ・ゾンビやダフ・マッケイガンらが駆けつけてライヴが行われ、ロブが監督を手がけた2005年のホラー映画『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』が上映されたという。
ちなみにこの追悼イヴェントでは、B級映画ファンだったジョニーの趣味にかなった映画の上映が必ず行われてきたが、ラモーンズの遺産を管理しているジェフ・ジャンポールは今年でジョニーのイヴェントは打ち切りとなり、今後はラモーンズ全体としてのイヴェントを考えていくとビルボード誌に明らかにし、そうしたプロジェクトの一つとしてスコセッシ監督による伝記映画を挙げたという。
ジャンポールによれば、2016年のデビュー40周年を見据えてさまざまなプロジェクトの仕込みに動いているとのことで、先頃発掘された、ラモーンズの70年代から80年代にかけての未発表映像をもとにまずはドキュメンタリー作品の製作に乗り出すという。
さらにバンドについての舞台劇、単行本、劇映画も準備しているが、劇映画についてはスコセッシ監督に任せることがすでに決定しているとビルボード誌は伝えている。なお、スコセッシ監督はさまざまなプロジェクトを同時進行で抱えていて、現在は遠藤周作の『沈黙』の映画化作品の製作に取りかかっていると伝えられている。