コートニー、カート・コバーンはロック・スターになるのに死に物狂いだったと語る

コートニー、カート・コバーンはロック・スターになるのに死に物狂いだったと語る

ニルヴァーナのカート・コバーンは有名になりたくてしようがなく、レコード契約を求めてあらゆるメジャー・レコード会社に手紙を送っていたとコートニー・ラヴが新しいドキュメンタリー番組で明らかにしている。

番組はナショナル・ジオグラフィック・テレビのドキュメンタリー・シリーズで90年代を振り返る『The '90s: The Last Great Decade』で、コートニーはメジャーとの契約にありつくべくカートがせっせと手紙をしたためていたことを明らかにしている。

カートは生前、自身のイメージを名声にはまったく無関心な人物として必ず提示していて、その後、"スメルズ・ライク・ティーン・スピリット"の空前のヒットで世界的なスターへと祭り上げられるようになると名声との折り合いがつかなくなり、1994年4月には猟銃自殺を図るに至ったことで知られている。

番組の中では生前のカートの発言の映像も紹介されていて、カートは「自分たちの音楽を妥協させたり、自分たちをすごいロック・スターに仕立て上げるには俺はあまりにも頑固過ぎるんだ。とにかく、俺にはできないことなんだよ」とも語っている。

しかし、カートはその実、名声と成功を渇望していたと番組でコートニーは次のように語っている。

「カートはメジャーもマイナーも含めてすべてのレコード会社に手紙をしたためて、『俺たちなら損はさせないから。そちらのレーベルで俺たちを出してくれ』って訴えていたのね。世界最強のロック・スターになりたくて、それで死に物狂いだったのよ。でも、カートはあたかも嫌々有名にさせられたって見せかけていたのね」

なお、コートニーは先頃カンヌ・ライオンズで対談講演に出演した際に、ニルヴァーナのデイヴ・グロールに触れられて「そろそろ関係を改めないとね」と語ったことが伝えられている。

コートニーとデイヴの関係はカートの死以来、20年もの間、険悪なものだったことで知られているが、ニルヴァーナが今年ロックンロール名誉の殿堂入りを果たした際、式典にともに出席したことが雪解けのきっかけになったとみられている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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