ジミー・ペイジ、ツェッペリンの"胸いっぱいの愛を"のレコーディングの画期性を語る

ジミー・ペイジ、ツェッペリンの"胸いっぱいの愛を"のレコーディングの画期性を語る - Photo(C)Ross Halfin / Post Production: Kazuyo HoriePhoto(C)Ross Halfin / Post Production: Kazuyo Horie

6月4日にファースト・アルバムからサード・アルバムまでのリマスタリング再発盤をリリースするレッド・ツェッペリンだが、ジミー・ペイジは"胸いっぱいの愛を"のデモ音源をどのようにアレンジしたのかを明かしている。

ギター・ワールド誌の取材に応えてジミーは"胸いっぱいの愛を"についてはスタジオに入る前にすべてアレンジを考えておこうとしたと振り返っている。また、この曲の間奏部については、「かなりアヴァンギャルドなものになる」とずっとわかっていて、聴きやすくするために編集作業も必要となったと明かしている。さらに間奏部でのレコーディング・テクニックについては1969年以前には誰も試みたことのないようなものだったことを次のように語っている。

「ギターのチューニングを過激に狂わせていって、唸り声のようなノイズをいろいろ鳴らそうと思って弦を引っ張ってみたりしたんだよ。こういうのは商売として放送をやってるラジオではまず聴けるはずのない、禍々しい音だったんだよ」

「それだけぼくたちの考えてることは先に進んでいて、それだけ内容はアヴァンギャルドなもので、それだけぼくたちは楽しんでいたということなんだ。これが自分たちの活動のアーティスティックなコントロールを握ることの恩恵だったんだ。外部のプロデューサーなんかがいたら、そんなことは一切ありえなかったはずだからね。そういうプロデューサーだったら、ぼくのやってることに疑いを投げかけたり、理解もしないで、ただのノイズしか作っていないと決めつけてただろうね。ぼくはね、自分たちのアイディアがそういう干渉を受けることがないような体制を用意することができたんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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