クラシカルにして最新形。ビョーク来日公演「オーケストラル」を徹底レポート!

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2023年春のビョーク来日公演は、弦楽32重奏とのコラボレーションによる「オーケストラル」、また、シアトリカルな最新コンセプトが練り上げられた「コーニュコピア」という2種のパフォーマンスが東京・神戸で計4公演(「コーニュコピア」は東京のみ)開催された。その初日に当たる3月20日の東京ガーデンシアター「オーケストラル」の模様を、ロッキング・オン5月号でレポートしている。

数年前には、自身の楽曲を鍵盤用スコアとして再構築し発表していたビョークだが、「オーケストラル」では現地ミュージシャンと共演する機会が多く、つまり譜面を通しての深い対話が繰り広げられることになる。ビョーク、指揮者、32名のストリングス・セクションが息遣いを重ね、あたかもひとつの生き物のように躍動するさまはあまりにも素晴らしかった。

移動や対話が制限されたパンデミック以降の、そして人々の分断の時代とも真っ向から対峙してみせるような、古典的な手法による最先端の表現。溌剌としたエネルギーで会場を満たしたビョークを、ぜひライブレポートを通して感じて欲しい。(小池宏和)




ビョークの来日レポートが掲載されるロッキング・オン5月号

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