ノエル・ギャラガー:最新作『カウンシル・スカイズ』からオアシスナンバーまで、キャリアを辿るセットで会場を温かく包み込んだ4年ぶりの来日公演レポート&最新インタビュー!

ノエル・ギャラガー:最新作『カウンシル・スカイズ』からオアシスナンバーまで、キャリアを辿るセットで会場を温かく包み込んだ4年ぶりの来日公演レポート&最新インタビュー! - rockin'on 2024年2月号 中面rockin'on 2024年2月号 中面

現在発売中のロッキング・オン2月号では、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの特集において、来日公演レポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。



文=粉川しの

オアシスのデビューが1994年、解散が2009年だから、オアシスがいた時代といなくなってからの時代が、今年でちょうど15年のイーブンとなる。さらにはノエル監修の『オアシス(原題: Definitely Maybe)』の30周年リイシュー、リアムの『Definitely Maybe』完全再現ライブツアーを控えているとなれば、嫌でも歴史の折り返し地点を意識せざるを得ない年なのだ。

歴史の折り返し地点を意識しているのは、恐らく我々ファンだけではない。当事者のギャラガー兄弟は、きっとファン以上にそれを感じているはずだ。今後の兄弟のキャリアが「ひとり」で歩く時間であり続ける限り、徐々に遠のき、歴史になっていくオアシスと自分の距離感を、彼らが再考するのは必然だろうし、2023年のノエルとリアムの来日公演は、彼らの対照的な再考の跡が見て取れるものだった。

というわけで、約4年ぶりのノエル・ギャラガーの来日公演を観た。2015年は武道館、2019年は幕張メッセだった東京だが、今回の会場はガーデンシアターだ。スタンドが扇状に広がった同シアターは、アリーナというよりホールに近い形状で、8000人というキャパは直近3回の来日では最も小規模だ。

視界が開けていて観やすく、そして音響が非常に良いため個人的にも大好きな会場なのだが、特に今回のノエルのじっくり聴かせ、歌の世界に引き込むタイプのパフォーマンスには最適な環境であると思った。ステージ上にはたくさんの花が飾られ、これまたインティメットな雰囲気が醸し出されている。

オープニングナンバーは昨年リリースの新作アルバム、『カウンシル・スカイズ』からの先行シングルだった“プリティー・ボーイ”だ。(以下、本誌記事へ続く)



ノエル・ギャラガーの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ノエル・ギャラガー:最新作『カウンシル・スカイズ』からオアシスナンバーまで、キャリアを辿るセットで会場を温かく包み込んだ4年ぶりの来日公演レポート&最新インタビュー!
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする