なぜ、マネスキンだったのか。なぜ、彼らだけがいとも容易くロックを新時代へと向かわせ、ロックバンドを再びセクシーでアイコニックな存在へと変貌させることができたのか。

世界がマネスキンを発見してから約2年半が経つが、その間に彼らはマーケティングともトレンドとも無関係にロックの荒野を切り拓き、その拓かれた場所で私たちは彼らから直接興奮を受け取ってきた。未だに彼らを拒絶するスノビッシュな人々やメディアも少なくない。しかし、そうした旧来型の認識を置き去りにして世界中のアリーナを席巻し、何が今リアルなのかを証明したのが2023 年のマネスキンだった。

全公演即日ソールドアウトとなった日本でも、彼らは行く先々で熱狂を呼び起こし、お茶の間まで賑わせ続けた。これほど広く深く日本のオーディエンスに訴求し、メンバーが個々にこれほど愛される洋楽バンドの登場は本当に久しぶりだ。

だから、改めて問うべきなのだ。なぜ、マネスキンだったのかと。インタビュー＆ライブレポートに加え、複数の切り口から立体的に彼らに迫る今回の特集は、その答えを明らかにするものになっているはずだ。2024年一発目の本誌表紙を飾るのに、彼らほど相応しい顔はないだろう。ロックの希望は、今もマネスキンと共にあるのだから。（粉川しの）

＜コンテンツ紹介＞
■ 撮り下ろしグラビア
■ マネスキンの現在に迫る最新独自インタビュー
■『ラッシュ！』ジャパンツアー完全レポート
■ 大解剖！ マネスキン4人のすべてに迫る

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マネスキンの表紙巻頭特集は、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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